THE BEATLES IN MONOが品薄らしい 2009
9/25
金曜日

 つい先日発売されたザ・ビートルズのモノ・ボックス・セット(完全初回限定生産)が売り切って、プレミアが付き出した模様。ヤフオクでもそれなりの値段がついているけれど、品数が少なくなると、値はまだ高騰するだろうね。僕は、アマゾンでかなり前から予約注文していたので、難を逃れたけれど、遅いわい、そんなのファンじゃ無い・・・

 当時の息づくビートルズを聞きたい方は、間違いなくモノラルで聞くべきでね、アビーロード、レット・イット・ビーはステレオ・リミックスを意識して始めから作られるけれどね、デビューアルバムのプリーズ・プリーズ・ミーから通算8枚目となる俗称ホワイト・アルバムと米国編集版のマジカル・ミステリー・ツアーは、MONOに軍配が上がることは否めないね。モノ・ボックスにはアルバムに収録されなかったシングルカットの曲などがパスト・マスターズという2枚組で付いているのも嬉しい限りだね。

 そういや、22年ほど前に、LP(アナログ)で同じく東芝EMIからMONO版がリリースされて、レコードは一般的な黒色じゃなくて、向こうが透き通った赤でアルバム単位に発売されたんだ。すべて購入したね。しかし、数年前に、全部ヤフオクで売っちゃった。シングル盤セットもEP盤セットも。マニア向けだったハーフカッティング、バージン・ビニールを使った”モービル・フィデリティ”という当時のアナログでは最高音質といわれたアルバムも5~6枚コレクター・アイテムとして買ったけれど、訳あって売っちゃったな。

 1995~6年だったかな、ビートルズの一大プロジェクトとして「アンソロジー」が発売された。2枚組で、1,2,3とリリースされたので、これはかなり大満足だったよ。

 それよりも遥か過去の1982年~1985年頃は海賊版(ブートレッグ)にも手を染めた。大阪の梅田や当時は高田馬場(今は原宿)にあったビートルズ専門店の「ゲットバック」へ時折出かけては、隅から隅まで漁って、お小遣いの範囲で買い足していったんだ。その当時はCD版のブートレッグはなくてね、アナログレコードだったし、海賊版=音質最悪とレッテルが貼られていたけれど、雑な作りが多かった。それでもファンには貴重なテイク違い、ライブ音源など、ビートルズオタクだった僕は、感激して聴いていた。今でも手元に10枚以上あるけれど、レット・イット・ビーが発売される前にゲット・バックというタイトルでリリースが予定されていたけれど、それを忠実に再現(ジャケット、および曲順も)したブートレッグは宝物だね。

 いずれにしても、今回購入したモノ・ボックスは何があっても手放すつもりはないことだけは確かだね。持っていない皆さん、悔しいだろう、と優越感に浸っておこう。(2009/09/25 20:54)

I Call Your Name (MONO)
1964.6.19Releaseの通算5枚目のEP盤に収録、ジョンのブラックっぽいノスタルジーな曲だね。これもMONO盤でどうぞ。
◆『The Beatles In Mono』(ボックス・セット)
(1)『プリーズ・プリーズ・ミー(PLEASE PLEASE ME)』(TOCP-71041)
(2)『ウィズ・ザ・ビートルズ(WITH THE BEATLES)』(TOCP-71042)
(3)『ハード・デイズ・ナイト(A HARD DAYS NIGHT)』(TOCP-71043)
(4)『ビートルズ・フォー・セール(BEATLES FOR SALE)』(TOCP-71044)
(5)『ヘルプ!(HELP!)』(TOCP-71045)
(6)『ラバー・ソウル(RUBBER SOUL)』(TOCP-71046)
(7)『リボルバー(REVOLVER)』(TOCP-71047)
(8)『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(SGT.PEPPER'S LONLEY HEARTS CLUB BAND )』(TOCP-71048)
(9)『マジカル・ミステリー・ツアー(MAGICAL MYSTERY TOUR)』(TOCP-71049)
(10)『ザ・ビートルズ(2枚組) (THE BEATLES)』(TOCP-71050-51)
(11)『モノ・マスターズ(2枚組)(MONO MASTERS)』(TOCP-71052-53)
※(5)~(10)モノ・ヴァージョン初CD化、※(5)(6)1965年当時のオリジナル・ステレオ・ミックスも追加収録、 ※オリジナルLPを忠実に再現した紙ジャケット

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