『ゴールデン・マン』フィリップ・K・ディックに唸るぜ! 2009
8/20
木曜日

 フィリップ・K・ディックはいいね。 今回の短編集が僕の生まれる以前に書かれた作品もあるというのだから、驚き、桃の木、山椒の木だわな。 収録されているのは、、「ゴールデン・マン(1954)」「リターン・マッチ(1967)」「妖精の王(1953)」「ヤンシーにならって(1955)」「ふとした表紙に(1968)」「小さな黒い箱(1964)」「小さな黒い箱(1957)」の7篇。

 この『ゴールデン・マン』はニコラス・ケイジが主演したNEXTの原作なのだけれど、コンセプトだけ拝借して、映画は見ていないけれど原作には全然忠実ではないらしいけれどね。 僕は、ファンタジーで、夢があって、でもちょっと怖い「妖精の王」がお勧めではあるね。 彼の作品はSFだけれど、文学的で、ユーモアがあって、笑って、唸らせてしまうのだよね。

 彼の作品で読んだのは、
■時は乱れて Time out of Joint (Biography in Time) (1959年)
■高い城の男 The Man in the High Castle (1962年)
■火星のタイム・スリップ Martian Time-Slip (1964年)
■アンドロイドは電気羊の夢を見るか? Do Androids Dream of Electric Sheep? (1968年)
■スキャナー・ダークリー (暗闇のスキャナー) A Scanner Darkly (1977年)

 彼の作品の次のストック本を読もっと。(2009/08/20 21:12)


文庫: 365ページ
出版社: 早川書房
新装版版 (2008/3/7)
言語 日本語
発売日: 2008/3/7

内容紹介
美しい黄金像のような姿の青年、クリス・ジョンソンには驚くべき能力――未来を見る能力がそなわっていた。だが、現人類にはない超能力をもつクリスを執拗に追う組織が迫っていた……映画『NEXT―ネクスト―』の原作「ゴールデン・マン」をはじめ、豪雨の夜に妖精たちに出会った男の不思議な冒険「妖精の王」、名作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の原型となった「小さな黒い箱」など、7篇を収録する傑作集

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