新しいパラダイムへの環境ビジネス 2009
6/20
土曜日

 朝から今日は神楽坂にあるロイヤルホストで、環境的な自主学習をしている。この土日で勉強しなきゃ、ってことでね。そこで、ヘッドラインにある『環境ビジネス』って何? それらは企業から見て、かつてはどうで、今はどんな変化的な兆しがあるのだろう、って真面目くさって書いてみたいと思う。多くの企業が生き残りをかけて取り組んでいる。

◆環境ビジネスの定義
 →「産業活動を通じて、環境保全に資する製品やサービス(エコプロダクツ)を提供したり、社会経済活動を環境配慮型のものに変えていく上で役に立つ技術やシステム等を提供する」(環境省:環境ビジネス研究会報告書~環境と経済の統合に向けて~)

 更に言えば、「環境保全への取り組みの積極性や事業内容から見て日本の経済社会構造をグリーン化する大きな推進力となると同時に、環境に優しい製品やサービスの活用を通じて、人々のライフスタイルそのものをより環境負荷の少ない持続可能なものへ変えていく可能性を開くもの」とも述べている。

かつての企業の認識は、 →→→ 今日の企業はこう考える



・環境問題は、余裕がある企業しか取り組めない
・環境経営への変化は、犠牲にほかならない
・法律で規制されなければ、行動する必要はない
・企業情報は収集するものであり、公開するものではない
・環境問題は、特定の製造業の問題である
より積極的に ・環境戦略がない企業は生き残れない
・環境経営への転換の遅れは、相対的な不利益拡大をもたらす
・法律が制定されてからではすでに遅い
・情報公開することにより、健全なコミュニケーションが生まれる
・環境問題の解決には、社会システム全体の改革が必要である

 日本は1960年代後半から1970年代前半にかけて産業公害が社会問題(例えば代表的なものでは、「四大公害」(四日市喘息、熊本水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病)から法的にもいろんな措置が執られ、「公害防止型ビジネス」へと劇的な変貌を拡大、1980年代から地球環境問題への意識の高まり、1990年代以降は、消費者の安全・安心志向の高まりを見せてきた。対する企業側も、製品の環境配慮設計やLCA(ライフサイクルアセスメント)、グリーン調達など、環境にやさしい素材・製品の開発等に新しいビジネスチャンスを見いだすことに貪欲でもある。これら企業と消費者の双方向的なアクションから生まれるビジネスを「Reビジネス(※)」と呼んでいるのだそうだ。

 (※)Reビジネスは、Repair(リペア)、Recycle(リサイクル)、Reuse(リユース)を含む。

 どう?なかなか、いいお話でしょ。(2009/06/20 12:19)

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