夕日に敬礼 2009
5/31
曜日











 フェリーで紀伊水道から、紀伊半島を、太平洋沿岸を日本列島に沿って、オーシャン東九フェリーはひたすら、休むことなく突き進む。午後から、水平線を横目に見据えながら『岸和田の血/中場利一著(286ページ、2009.5発行)』を読み終えた。ずっと携帯は圏外である。18:42、フェリーの甲板からデジカメが日の入りを捉えた。今日もこうして日が暮れる。今回の徳島帰省は日の出、日の入りに恵まれたのだった。いろいろ考えたりと、何故か、心は複雑だった。でも、東京に向かうこのフェリーで何かが僕を引き寄せる、惹かれる強いエネルギーを、僕のちっちゃな脳が捉えた。ゲインを上げろ、スケルチを微調整せよ。東北東、距離400キロからの微弱電波だ。何だろう、これって。(それ、君の幻覚・幻聴、思い違いってヤツね、解った?)いや、違う、僕もテレパシーを照射しておこう。(2009/05/31 19:01)

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