母を見舞う 2009
5/29
金曜日

 13:00過ぎ、徳島港着。今回の徳島帰省の用向きは、入院した母を見舞うものであった。機関銃掃射の如くまくし立てる母の言葉は影を潜め、マイルドでどことなく上の空のような感じであった。リハビリの施設でスタッフも充実した、整った病院だと思った。いろいろと考えてしまった。

 2時間ほど病院で時間を過ごし、少し小糠雨降る中を自宅へ。途中、思い立って母校の高校へぶらっと立ち寄った。今日は部活も行われていて、体育館の中で、バトミントン部とバレー部が練習をしていた。30年前、あの場所で、マットを敷いて、あそこでへたっぴ吊り輪をやっていたりと、妙になつかしかったのだけれど、建物自体も外壁は化粧直しはしているものの大きくは変わっていないのだけれど、随分、記憶が曖昧になっているものだなあ、と感じた。

 帰宅し、父と少し母の状況の話をした。それから、夕食を食べた。近況を伝え合い、小学一年生になった太陽と風呂に入ったところ。

 水田の蛙の大合唱がなんと懐かしいことか。今日はのんびりと熟睡することにしよう。

フェリーのこの場所は僕一人 母へカーネーションを 懐かしの高校へ 恵比寿限定ビール 兄と 軽く一杯
Copyright (C) 2009 Shougo Iwasa. All Rights Reserved.