丁度一週間前から読み始めた小説『チャイルド44(上下巻)/トム・ロブ・スミス』を読み終えた。
巨匠リドリー・スコット監督の手による映画化も決まっている。
そりゃ、これは映画にしないではいられないでしょうね。
Book Description
この国家は連続殺人の存在を認めない。ゆえに犯人は自由に殺しつづける――。リドリー・スコット監督で映画化! スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そこで発見された惨殺体の状況は、かつて彼が事故と遺族を説得した少年の遺体に酷似していた……。ソ連に実在した大量殺人犯に着想を得て、世界を震撼させた超新星の鮮烈なデビュー作!
上巻:394ページ
下巻:383ページ
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下巻302~305ページは、いくら前頭葉の「情動の制御」が落ち始ているとはいえ、涙腺の緩まないヤツは人間じゃないないだろうね。
多くは語る必要はないでしょう。登場人物も少ないし、外国小説にありがちな人の名前がグチャグチャになることもない。ある部分、事実を元に著されている。2009年版 海外編ミステリー第1位になったことはうなずけるね。(2009/05/17
13:03)
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