家の前の公園の櫻が綺麗に咲き誇っている。去年の写真と比べて頂くとお判りのように、櫻さんも散髪されて、やや軽い仕上がりとなっている。
電柱のケーブル線に触れていたため、安全上の措置なのだろうね。丁度、電話ケーブルに架かっていた櫻の枝が触れていたから。
思い出話。昔々、僕が電電公社に入社した時、職種は「交換」だった。電話は交換機でAさんとBさんを繋ぐので、当時はクロスバ自動交換機が全盛で、電子交換機も多かったけれど、これは僕は経験なし、ディジタル交換機はぼちぼち出始めていて、訓練は2、3ヶ月受けたのだけれどね。実践経験はなし。
で、電話工事をするとき、「線路」と呼ばれる職種の局外工事の人と連携しなけりゃいけない。電話ケーブルから家(マンション)へ引き込み、それから宅内の工事となるからね。電話ケーブルから、この線番でいいよね、って時に僕たち局内の部門と”出会い試験”っていうのをするのね。
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ほんとうに入社当時、僕が不慣れなときは、線路の人から怒鳴りつけられるのだよね、そりゃそうさ、相手は電柱の上で雨が降っていようが、寒くて手が悴んでいようが、暑くて汗が滝のように流れようが、電柱に登って作業をしなきゃいけない。こちらは冷暖房の効いた局舎でいるわけだからね。
でも、何度か怒鳴られながらも仕事を覚えると、数秒のオーダーで、線路の状態(抵抗・絶縁等)をチェック出来るようになるのだね。ある意味、丁稚奉公しながら仕事を一から覚えるのは意外と性に合っている、好きだったな。誰しも登竜門・洗礼を受けながらひとつずつ仕事をマスターしていく、ってわけだね。
小さな事からコツコツとって選挙演説みたいになるけれど、これは大事なことだと思うよね。
さあ、読書日和としてファミレスにしけこむことにしよう。 じゃ、またね。
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