シェイクスピアを知っとるけ?
2009
2/12
木曜日

 今は、朝のコーヒーブレークタイム、ほぼ毎日7:30過ぎには会社隣でコーヒー&たばこぷかぷかで、自分の時間を過ごす。充実した一時なんだけどね。さて、ヘッドラインは、昔、さんまが”あみだ婆”をやっていたときの口調だけれど、昨日読み終えた文庫本『自分らしい幸せに気づく シェイクスピアの言葉』から、入門・きっかけ作りとしてはいいのかも、ってことでご紹介。(・・になっているかどうか甚だ怪しいぞ・・)

 シェイクスピアで一般人が思い浮かぶこと。
  ■生きるか死ぬか、それが問題だ。
  ■ブルータス、お前もか。
  ■ああ、ロミオ、ロミオ、あなたはどうしてロミオなの。
 ってなぐらい、話の中で、それ、シェイクスピアなんだ、ってのもあるかもしれないけれどね、深く知らないわけ。早々、『ソネット集』をアマゾンにオーダしたし、TUTAYAで「ベニスの商人(アル・パチーノ主演)」を借りてきた。

 ”「許し、和解、愛、希望」こそが、「形あるものはすべて消え去る」といの無常観を救う言葉として響いて来ないだろうか”、と締めくくられていてる。そういや、母から子供の頃、聞かされた言葉、「形あるもんはいつか壊れるんじぇ。(徳島弁)」と、僕が何かを壊した時、叱ることをせず、諭されたことが何度かあった。母は、シェイクスピアのことを知っていたのだろうか?

 で、本書から、’ごもっとも’って平伏したシェイクスピアの名文句と出典をランダムに、紹介しましょ。

シェイクスピアの名文句 出展
傷の痛みを感じたことのない者は、他人の傷跡をあざ笑う。 『ロミオとジュリエット』第二幕第二場より
もし一年中が祭日だったら、遊ぶことも働くのと同じように、退屈なものになるだろう。 『ヘンリー四世』第一幕第二場より
「うわさ」とは、憶測と嫉妬によって吹かれる笛だ。 『ヘンリー四世二部』プロローグより
めまいがする人は世界の方が回っていると思うものです。 『じゃじゃ馬ならし』第五幕第二場より
愛は嵐の中にあっても微動だにせず船を見守る灯台なのだ。 『ソネット集』第一一六番より
何よりまず、自分に嘘をついてはいけない。 『ハムレット』第一幕第三場より
最悪を恐れていれば、今より悪いことは避けられるものよ。 『トロイラスとクレシダ』第三幕第二場より
失ったものを賞賛すると、思い出がいっそう辛くなる。 『終わりよければすべてよし』第五幕第三場より
嫉妬は、嫉妬の原因となり、嫉妬を生む怪物だ。 『オセロー』第三幕第四場より
悪から悪を学ぶのではなく、悪によって身を正しますように。 『オセロー』第四幕第三場より
きれいは汚い、汚いはきれい。 『マクベス』第一幕第一場より
どんなに長くても、夜はいつか明ける。 『マクベス』第四幕第三場より
神々は、我々を人間にするために、何らかの欠点を与えるのだろう。 『アントニーとクレオパトラ』第五幕第一場より
すべてをなくした者にはすべてが手に入る。 『アテネのタイモン』第五幕第一場より
大きな悲しみは小さな悲しみを癒すものらしい。 『シンベリン』第四幕第二場より
人間ってなんて美しいのかしら。すばらしい新世界だわ、こんな人たちが住んでいるんですもの。 『テンペスト』第五幕第一場より

 じゃ、出社開始。
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