大空と大地の中で 2009
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月曜日

 高校2年生の時、文化祭で僕たち2年8組のクラスの出し物として、8ミリで映画を作った。僕は脚本にも出演にも参加せず、他の役割を担っていた。内容は正直、あまり覚えていない。

 当時、ニューミュージックが流行りの頃で、松山千春も頭髪をタンマリたたえた出で立ちで、一世を風靡した。今でも現役だろうけれど。

 その自主制作した8ミリ映画のエンディングで、ヘッドラインの『大空と大地の中で』を使った。多分、自分たちのクラスだけの思い入れもあったのだろうけれど、そのNG集を繋いだエンディングに、この曲を被せたものが、とってもマッチしたのだよね。なんか、感極まるって手前味噌の世界でね。

 それで、僕も松山千春さんのファンでもなかったのだけれど、この曲はとても気に入って、また、彼には珍しく詩がいいじゃない、ね、メッセージ・ソングとしても”問答無用”的な強い訴えがあるでしょ、それも当時の僕たちには共感を誘ったのかもしれないね。勇気を与えてくれる。

 突然、聴きたくなって、iTunes Storeで200円で購入した。この一曲で1978年、16歳の僕に一気に引き戻してくれる。実にいい曲だ。

大空と大地の中で/松山千春
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