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みなと区立エコプラザの開催する「森づくりプランナー講座」に参加している。今日は、第5回目となる『森と生物多様性』とのテーマで講座が開催された。
目的は、「熱森林の持つ生物多様性と私たちの生活や企業活動との関連性を考える」のだ。
さて、弊社、『環境サポーターズ』からの参加は、8名。
今日の講師は、コンサベーションインターナショナル(以下、CIと略す)代表の日比保史さんの講義だった。
地球規模で、「生物多様性」がどのようなことになっているのか、ミクロの世界ではなく、グローバルな視点でのお話で、ここまで僕は地球の観点で、世界の視野で、生物を保全していく、って考え方は新鮮だったね。
【CIのアプローチ(3本柱)】 |
センタの3つの交わりが”HOTSPOT”となる。 |
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★Kyeword
-forest
1 [U][C]森林, 山林, 森林地帯(▼wood(s)より大きくふつう野生動物がすむ);[C]((集合的))森林の樹木
-Fishbone forest
-コリドー【corridor】 《「コリドール」とも》建物の各部をつなぐ回廊。廊下。また、一般に通路。
★参考サイト
CCB Standards (NewPage)
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この講義で、例えば企業が植林活動を実施し、定量的にXX本、何の木をどこへ植えました、として、それが生態系にどう+方向へ、もしくは-方向へ転じる(た)のか、地元の住民にどのようにフィードバックされる(た)のか、素人が簡単に思いつきでやれることじゃない。で、実際に後のことを考えず植林しているケース少なくはないのだってね。
独りよがり、企業満足で終わっているケースが無い訳じゃないと、ちょっと言葉がわるいけれど、講義の主旨としては言っていると思うのですよね。
貧困地域への焼畑農場から定住農場への転換、植物・生物の住み処となるような”コリドー”(意味:《「コリドール」とも》建物の各部をつなぐ回廊。廊下。また、一般に通路。)を考える。
やっぱり専門家・経験者の意見を取り込んで、ほんとうにやるのなら、将来を見通したグランドデザインがあって、しかるべきなんでしょうけれどね、手っ取り早くなんとか、世の中人並みのCSR活動として義務を果たしたい企業とのギャップがあるだろうね。一年や二年で結果がでるものじゃない。
日本的には「真似の文化」だから・・・ 他人様と同じことをしていると安心しちゃう・・・(おかしくない、それって)
どこかの企業が既にやっている、実績がある、経験がある、じゃ、それを参考とさせてもらおう、って、それは悪い事じゃない。そこまで、担当者も知識はない。したい人と、金を承認する人、事務方するひとの思惑にズレも出る。絵に描いた餅じゃ、抽象的で、具体的行動に出来ないから、コスト見積もり、予算化できる範囲になってしまう。企業は冒険を犯さない。そこまで、ゆとりもない。
何のためにするのだ、世間並みの企業活動として、見得を斬るためか、ま、そこまで言う必要はないのだけれど、2007.08G8サミットで、「生物多様性が世界経済の基盤であることを認識し、持続的な保全に取り組む」とある。足並みそろえるきっかけになっていくのでしょうね。 |
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地球が住みにくくなる前に、子孫、未来を支える子供達が安心して住めるために、今の世代は破壊してきた地球を綺麗に、元通りにしてあげるってことの助走を付けないとね。
植物・動物の生態系を繋いでいく、”コリドー”って考え方を学んだし、そうすべきだろうし、港区民の森(あきる野市)を維持しているスタッフはそのようなことを考えながらやってましたよね。いいことだ。大鷹が戻ってくる、いいじゃないかい、ね。
僕はね、便利な世の中っていうより、少し時代が逆行すると思うのですよね、不便を楽しむ、何もかも文明の恩恵を自然を破壊しながら、それに気づかず受けるのじゃなくて、自分たちが楽をするための先進国のツケが遅きに失しているけれど跳ね返ってきたのだと、漠然と思うけどね。
どうだろう?
じゃ。 |
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