2008年9月3日(水) 

エンデュアランス号漂流 【最高のサバイバル本・勇気本(2)】

 「武士道」は追々ブログすることとして、さて、今日は僕が正真正銘、皆さんにお勧めできる本を紹介しましょう。かなり昔に読んだのだけれどね、感動の記憶は脳味噌の襞に刻まれ色褪せることはない。

 僕は暇つぶしに本を読むのであって、知ったかぶりを披露したり(たまにはあるけど)、自慢をしたいためではないし、そんな暇つぶしの中にも、心が感動し、勇気付けられ、なんて人生ってすばらしい、人間は何と強いものだ、僕だって、何のその、って気持ちにさせてもらえることもある。(そういう事に触れたい、出会いたいために本を読むってことも大きな理由だね)

 しょげている方にはエネルギーの充電と一歩踏み出す勇気を与え、「何でそんなちっぽけな事にクヨクヨしてたのかなあ」ってなるし、それなり?の人には更なる元気とリーダ的な振る舞いが出来そうな気にさせてくれるし(実際、やるか、やらないか、だけ)、あらゆる年齢層、男女問わず間違いなく感動させるだろうし、知らなかった事が悔しいと思わせるに十分な本だと僕は思ってますね。

 サバイバル本として、4月7日に、「大西洋 漂流76日間」に続く、第二弾ってことで。
 これは、ノンフィクション、実際にあった話でね、著者のアルフレッド・ランシングが、この出来事を、そしてそれを生き抜いた男達の姿を、出来る限り正確に再現したいと考えて、貴重な資料、日記、生存者の全員に長時間、時には数日間のインタビューを行って膨大な資料から執筆し、また当時の写真もリアリティを盛り上げて生き生きと描き出してますね。

 シャクルトン隊長をはじめとした総勢28名はすべて実名、ほんと、最後は涙なくして、震えなくして読めないから、ティッシュペーパなり、歓喜に噎び泣いても誰にも咎められない場所も確保したら、あなた自らを南極横断の探検にいざなってくれますからね。さあ、何が待ち受けているのやら・・・・・

※腰巻きより抜粋
 アムンゼンVSスコットの南極点到達の戦いに続いてイギリス人探検家シャクルトンは南極大陸横断に挑戦した。しかしその途上で船は氷に押し潰され、絶望的な状況での漂流が始まる。食料不足、極寒、疲労、そして、病気。過酷な試練を乗り越えながら、前向きで陽気な28人の隊員たちは、17ケ月に及ぶ極限の旅を経て、ついに奇跡的な生還を果たす―。その旅の全貌。

エンデュアランス号漂流
単行本: 372ページ
出版社: 新潮社 (1998/10)
ISBN-10: 4105373013
ISBN-13: 978-4105373016
発売日: 1998/10

 読んでみて、「つまんないっ」って方はどこかネジが緩んでるぞ・・・(いつも一言多いんじゃ、ワレ)

 じゃ。。

Copyright (C) 2008 Shougo Iwasa. All Rights Reserved.