2008年8月30日(土) 
 空の底が割れた。

 午前、デニーズでS.Kの「リーシーの物語」、あと少しだけどね、日差しが差し込んできたので、帰って布団を干そう、洗濯しよう、S.Kを読み終えるのが惜しい、もう少しシアワセ気分を長続きさせなきゃ、って自分を焦らすのもあるし、まあ、気分転換にもいいじゃない、ってね。

 で、洗濯機のスイッチオン、布団も干して、シーツを剥がして洗って、ベットパットもベランダにかけ、先日実家から届いたトマトを2個スライスして食べかけてたら、ベルがピンポーン、隣のお兄ちゃんが、「雨、降ってますよ・・・」

 「ええええーー」お礼をいう間もなくベランダから布団を取り込んだ。土砂降りじゃねえかい。

 スティーヴン・キングは言葉の魔術師ですからね、ストーリー展開もあちらこちらとフラッシュパック/フォワードしながら、縦横無尽に話が展開するし、時には倍率をあげながらズーミングするが如く話は詳細になるし、途切れないのね、「ええ、いつこんなことになってんの」ってのがないし、伏線としてさりげに仕掛けたキーワードや情景が絶妙なタイミングでぽろっと出てくるんだね。ちゃんとそこに登場する、出現する理由がきちんと説明されるから読んでいて安心だし、不安に陥れられることはない、物語の恐怖はあるよ。

 それで、突然降り出した大粒の雨をスティーブン・キングが言葉にするとね、

<ちょうどこのとき、ふたたび空の底が割れた。今回の豪雨の波は前回よりも更に激しかった。そのせいで、ループに当たる雨粒のうつろなドラムサウンドが、いきなり車内に満ちてしまった>
 ってなるわけですね。こんな表現ザラですからね、そこら中に比喩や擬人化、具体的な商品名、人名、曲名、もうオンパレードなんですね。

 空の底が割れる、って一般人は言えないよね。起承転結で言えば、きしょうてんけつてんてんけつけつって感じね(さっぱ、わからんぞ、エエ)

 さて、お昼にTUTAYAで文庫本、「武士道(新渡戸稲造/岬龍一郎(495円)」と、レンタル出るのが待ちくたびれたので、レニー・クラヴィッツの新譜CD、「ラヴ・レボリューション」を買った。9月26日の日本武道館が楽しみでタマラナイ。

 iTunesStoreでポール・マッカートニーのVIDEOを2曲、購入した。

 その一曲、♪Ever Present Past♪が凝ってるね、今回は、女性ダンサーと軽いダンスを披露しているけれど、こういった志向のものははなかったね、過去。新軸、ちょっと若返りを狙った感じで、もう、今年で御年66歳なんだからね、そう思えば、やるねえ、ってことになるね。

 2000年頃、チャック・ベリーのカヴァーで♪Brown Eyed Handsome Man♪のダンスバージョンのはあるけれど、ポールは踊ってないしね、これも好きなクリップだね。

 もう一曲、♪Dance Tonight♪、マンドリンを弾きながら愉快に妖精達とじゃれあっている。ここに出てくる石造りの家とインテリアがとても素敵ですね、こんな家に住みたい、って思うね。


P.S.夕刻、「リーシーの物語」を読み終えた。彼の作品は映画より本が100倍おもしろいと断言できるぞ。。。
Ever Present Past /Paul McCartney

Dance Tonight/Paul McCartney 

Brown-Eyed Handsome Man /Paul McCartney
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