2008年8月15日(金) 
 フェリー1130発、東京へ

 のんびりした故郷も父・母・兄・兄嫁・甥に家で見送られ、徳島は津田のオーシャン東九フェリーへ。1130発東京行きに乗った。

 航路は徳島から紀伊半島を回り、北東に進路をとり太平洋を洋上する650kmでね、所要時間17時間30分だから、時速およそ37km/h、1ノット=1,852mだから、20ノット/hですね。

 今日、読み終えた『屠龍』を含め航空機の速度もノット表示するけれど、それぞれ失速速度ってのがあって、鉄のかたまりが重力に抗って浮いているわけだから、止まれば落ちる。で、揚力が重力より上回っている時は浮かんでいるけれど、それ以下になると失速する。着陸するときは、失速ぎりぎりで三点着陸するのが理想なのだけれど、例えば、零戦は艦載機だから海軍の要求スペックは着艦速度、いくら以下みたいな指定があるんですね。

 ゼロ戦の着艦速度は一二試艦上戦闘機~11型の計画要求書では「着陸速度、五十八ノット以下」とある。約107kmですね。陸地に着陸するのと、艦上に着艦するのじゃ月とすっぽんほど難易度が違うらしくてね、空から豆粒にしか見えないところ、それも波で縦揺れ・横揺れしているところへ降りるのだからね、フラップ下げ、着艦フックも降ろし、誘導員に誘導されながらすぱっと、僕もやってみたいと思うな、変なやつでしょ。
 さて、話は逸れたけれど、今日から昨日買った作家、山本一力の「ワシントンハイツの旋風」を読み始めた。彼の自伝っぽい現代風の小説、おもしろいね。

 で、合間にPCにストックしていた「スターリングラード」を観た。いい映画だと思う。ドイツvsロシア、ナチvsユダヤ、男vs女、テーマは奥深いと思うけれど、ナチがドイツ帝国を築く拡大路線を図る中、スターリングランドでの攻防戦、スナイパーとして主人公(ジュード・ロウ)とケーニッヒ少佐(エド・ハリス)との葛藤、いいね。

 でね、このヒロイン扮するターニャ・チャノバー役のレイチェル・ワイズ(Rachel Weize)がまたいいですね、惹かれちゃう。ぐっとくるね。

 本を読んだり映画観たり、昼から同じテーブルでたこ足配線コンセント共有していたKむらさんと夕方から2、3時間いろいろお話をしてね、彼もバイク乗りでジェット機が好きで車のブレーキ関係の仕事をするオーソリティで、なんだかんだお話をしたね。自分の知らない世界もあって、こういったコミュニケーションは好きだな、僕は。

 このブログ、16日、朝の3時にささっと書き始めたのだけれど、イー・モバイルも3本アンテナ立つし快適ですね。5時着なので、いましばらく読書しながら過ごそうっと。

 じゃあね。

18:42 フェリー甲板から太平洋側夕日を望む(基準航路表から見江島灯台近辺通過中)

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