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今日も定番行動、ここ数日で読み終えた本、
「わたしの失敗/産経新聞文化部篇」 |
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単行本: 360ページ
出版社: 産経新聞出版 (2006/5/29)
ISBN-10: 4902970384
ISBN-13: 978-4902970388
発売日: 2006/5/29
商品の寸法: 18.6 x 13 x 2.4 cm |
Ⅰ/Ⅱ/Ⅲと刊行されてるが、これはⅠ、著名人もたやすく成功を手中にしたわけじゃなく、借金地獄・鬱・プレッシャー等々、自分で乗り越えて今がある、それをさらっと笑って話せる、バネにするから成功したんだろうね、きっと。Ⅱ/Ⅲも読もうっと。
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「ご依頼の件/星新一」 |
星新一のショート・ショート相変わらず面白いし、繋ぎにいいね。ちょっとした待ち時間を埋めるのに凄くいい。彼の作品は難しい単語は使わないけれどプロットがよく練られている、テーマもある、こんな作品がプロの作品と呼べるんだろうね、素人が容易く書けそうで書けないだろう。
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「プロを目指す文章術三田誠広」 |
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単行本(ソフトカバー): 214頁
出版社: PHP研究所 (2008/5/10)
ISBN-10: 456969943X
ISBN-13: 978-4569699431
発売日: 2008/5/10
商品の寸法: 19 x 13.2 x 2 cm |
「僕って何」で芥川賞受賞した著者が小説について、精神論、プロってどういうこと?、ジャンル別(推理小説・純文学・ハードボイルド・SF・サスペンス・ファンタジー)や文豪に学ぶ等、切り口で書かれていて、なるほどなあ、と思ったね。 |
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1980年、秋、彼は既に多くのことを経験し、ここ、北津守界隈は配達エリア12区中、既に7~8番目に覚えたエリアとなっていた。3日も一緒に配達すれば、その後は順路帳を自分で作れば一人で配達出来るように土地勘も出来上がっていた。
津守に来たての頃、初めて回ったエリア、3区は街灯や外灯もない真っ暗な中、右や左、上や下、どこをどう回ったのか、狐につままれたものだが、一人で配られるようになるため、昼間自分で回り順路を覚えたことが何十年も前のような気がしていた。
この1区も丁度一週間ほど配達し、順路帳なしでも150部程度なら完全に頭に入っていた。
秋の季節が身を引き締め、その日もいつものように配達に出た。
北津守二丁目まで自転車を軽快に進めた彼は、自転車を素早く道路脇に止め、本誌5部、報知2部を脇に挟んだ。刹那、右視線方向、300mほど先に、’のっしのっし’と物体が蠢いている。「あっ、ワンちゃん。やけにでかい犬やなあ、あれは熊とちゃうか」と気にも留めずに。 |
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文化住宅の鉄階段を音を立てず一段飛ばしで駆け上がる。
2階左端から順追って進み、右端、△△さんち(覚えてるけど匿名)に新聞を挟み込もうとした瞬間、反対側の階段を音も立てずに駆け上ったセントバーナード犬が、目をメラメラと燃え上がらせながら鎮座してる。
状況判断ができない、「何じゃ、これ」と思うと同時に、そいつは飛びかかってきた。彼は、玄関の引き戸に押しつけられる形で、顔だけは無くしたくない、咄嗟の判断でボクシングスタイルを取った。そやつは後足で立ち、「若いごちそうにありついたわい、こりゃ、ええわい」、の心地なのだろう。前足は彼の頭より上にあった。そう、巨大なのである。ゆうに2m近くはある。
「ああ、これで僕も終わるのか、18年の短い生涯を閉じるんだ・・」なんて意外に冷静だった。
こいつ、顔だけはアルプスの少女ハイジに出てくる暢気ながら、いざというとき役に立つヨーゼフ顔なのだけど性質は真逆な犬。それから、隙がある脇腹を数度噛みついた。
彼は今まで生きてきた証を、まだまだ、したいことが山のようにある未練を、絶叫という遠吠えにして一挙に放出した。
『わ~~~ーーーーーっ』
彼に起死回生のチャンスはあるのだろうか・・・・(続く) |
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