YouTubeの動画はアカウント削除、ユーザ削除、著作権侵害等の理由により存在しない動画が多いため削除しました。(2011/10/19) 2008年6月20日(金)

♪ THE BEATLES / WITH THE BEATLES (ウィズ・ザ・ビートルズ)♪

 では、THE BEATLES、公式アルバム第二弾、「ウィズ・ザ・ビートルズ」について語ってみたい。

私がビートルズとの運命の出会いとなったのがFMラジオから流れた#3/ALL MY LOVING♪、中学2年の話。

このアルバムはデビューアルバムを一位の座から追いやり、替わって居座ったアルバム。

当時はヴォーカルと楽器が片寄せ(セパレート)されてるのがシンプルでモノーラルが当然の時代だった。片チャンネルの楽器だけを再生すればヴォーカルの練習も可能だ。

オリジナルが8曲、その中の1曲がジョージ(#4)、他はレノン&マッカートニー。残りの曲ははカヴァーで構成されている。

前作(Please Please Me)が10曲を一日でレコーディングされたれたが、With the Beatlesはツアーの合間を縫って一ヶ月程度でレコーディングされた。

 リリースは本家イギリスでは1963/11/22(STEREO/MONO)、日本では1976/06/05(STEREO/MONO)、1982/01/21(MONO) 、初CD化が1987/02/26(MONO)が主要国で同時発売された。

 アルバムジャケットはこの<ハーフ・シャドウ>と呼ばれる片側から光が差し、半分が陰になる、未だに1つの撮影テクニックとなっている。カメラマンはロバート・フリーマン。アイデアはハンブルグの元ビートルズメンバ、スチュワート・サトクリフの恋人であったアストリット・キルヒヘルのヘアスタイルを真似たと言われている。

このジェケットはスタジオで撮影されたと思うだろうが、ツワーの合間にホテルで自然光を使って撮影してる。とてもホテルで撮られたとは思えない。

多くのバンドやミュージシャンが模倣している。

ファンにはすべての曲が絶品、玉手箱の如く輝きを放つ曲ばかりだ。

個人的には、#13/NOT A SECOND TIME、これは隠れ名曲だ。一度もライブでは演奏されたことはなく、ジョンは後々、この曲をレコーディングしたことも記憶になかったらしい。シングルカットもされていが、ジョンのダブル・トラックとピアノの絡まり方が絶品。

一ファンとしてのファンの思い入れを差し引いても、45年も前のアルバムとは思われない。すばらしい曲は何十年たっても色褪せないエネルギーがある。
それぞれ人の心に思い出と共に染みこんでいるのだろう。

理屈やウンチク不要、聴いてみてほしい。初期のエネルギー迸る本アルバムを聴けば、あなたも虜にされてしまうだろう。


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