2008年3月24日(月) 

何色の夢を見る?

 昨日借りたCDとDVDをTUTAYAに朝、通勤途中に返しに行った。TUTAYAの前で、自転車で段差を斜めに乗り越えようとして、自転車ごと、スライディングをしてしまった。うーーん、実にコケルのがウマイ。変な力を入れないから、これは体操部の経験が活かされているな。まあ、これはどうでもいい。びしょ濡れにはなったけれど・・

 紙袋に手書きノートと、文庫本2冊、Webユーザビリティ・デザインの本、筆箱を入れていたが、着替えに帰る途中、気付くと紙袋の中身が空っぽだ。

 あれあれ、紙袋が濡れたお陰で穴が空き、iPodでロックに夢中になっていた隙に、道々、ばらまいてきたようだ。

 一路、Uターンをして、ドキドキしながら目を懲らしながら来た道を逆戻り、ああ、もう、完全に遅刻だ。500m引き返したところにノートが、その先に文庫本が落ちている。拾っていると、若いお兄さんと連れのお姉さん2人が、「あのう、筆入れ落ちてましたよ、靴屋の前の花壇に置いてありますから。」、って指さしながら教えてくれた。ありがとう、今の若い方もとても優しいね。で、全部拾い集めたと思って出社したら、文庫本の「零戦百科辞典」を無くしていることに気が付いた。今、零戦コクピットの整理を兼ねて読んでいたのに、ブックカバーも買ったばかりなのに・・・・・・

  あなたの夢は何色?、よく白黒だとか言う人もいる。今、読んでいる「ご冗談でしょう、ファイマンさん」(リチャード・P・ファインマン/1965年ノーベル物理学賞受賞)にも、夢の話が出てくる。

 でね、実は彼の夢もいつもカラーなんですよ。
 彼は自分の夢を大学時代に分析した時期があったと自分でも書いていてね、「僕はずっとこの意識と眠りのことに興味を持ち続けることになった。・・・」
 興味のある方は、読んでみては。彼のユーモアで悪戯好きで、探求心溢れる自伝?ライクな本だけど、超おもしろいよ。こんな自由な発想や自分流にいつも考えることが子供の頃から身についていたから、ノーベル賞もとれたのかな、って思うね。

 僕は夢はあまり見ないのだけど、今は、10秒位で眠りに落ちて、5時間きっかり経過すると、「バチン」と目が開く。何時に寝ても5時間前後で目覚めてしまう。無理して更に寝ようとすると、腰が痛くなってしまう。まあ、この話をしようとしたわけじゃないのね。

 僕の見る夢もいつも天然カラーで、夢の中で、「あっ、これ夢だけど、とても綺麗だなあ、でもこれ夢だよね」って自問自答していることがよくある。

 ある時の夢はね、僕が何もない草原を歩いていると、歩く僕の周りに赤・黄・白・紫・ピンクの花が『ぱあーーーっ』て咲いていく、瞬間にね、それこそ『ぱっ』と咲くんだ。それが何とも綺麗だったので、とても記憶に残っている。

  また、空を飛ぶ夢をよく見る。よし、飛ぶぞ、って夢の中で念じると、体が『ふーーーっ』と浮き上がって、電柱の間のケーブルをくぐり抜け、どんどん空に舞い上がっていって、大きな大木がずんずんと眼下に広がって、更に、どんどん上っていって、大きな海原を見下ろしている、で鳥の様に、自由にどこにでも行けるのね、その時の景色は、もう、天然フルカラー、パノラマビューで、実際に飛行機に乗っても経験していないような、見下ろす風景は臨場感があってね、で、風も頬や体に感じるんだよね。

 嘘じゃないよ、そういった夢はよく覚えている。

 この時の爽快て凄く爽やかで幸せな気分かな、でも、脈絡もなく夢は途絶えて、深い眠りに落ちるのか、それからどうなったのか、全然結末を覚えていない。
 もう一つ、鮮明に覚えている夢。中学の時、自分が小さなカプセルに乗って宇宙に行くのね、で、ずんずんと暗闇・暗黒の宇宙にカプセルみたいな自分一人乗ればぎゅうぎゅうの狭い手作り宇宙船に乗っていてね、月に行くぞ、って何故か思ってね。

宇宙に出るまではモヤモヤって苦労するのだけど、そうこうしているうちに、視界に入らない位、大きな月が目の前に迫ってきて、クレーターやら凸凹があって、全然綺麗じゃないのね、薄汚れていたりして、で、『なあんだ、せっかく長い時間かかって飛んできたのに、想像と全然違うや。』、ってところで記憶は途切れちゃった。

 元ビートルズのポール・マッカートニーは誰でも知っている有名な♪YESTERDAY♪はね、夢でメロディが浮かんできて、目覚めて自分の部屋でピアノで確認したのだって。で、みんなに、「ねえ、こんな曲聴いたことあるよね?」って、ポール自身は、自分がタイトルや誰が作った曲か忘れてるんだろう、だから、みんなに確認したかったのだけれど、誰も、こんなメロディ聴いたことはない。じゃ、オリジナルなんだね、ってことでYESTERDAYが出来た。最初は詩はなくて、タイトルは『スクランブルエッグ』って仮のタイトルが付けられていたんだってね。夢の色のエピソードじゃないけれど、メロディーも曲調に応じて色が付いてるよね、人それぞれ感じ方は違うけれどね。オーラ色みたいな感じかな。

 
 そもそも夢にストーリー性はないし、逆にあったら、みんな世界中、フィクション作家で溢れかえっちゃうしな、ハハハ・・

 誰か、僕の夢を分析して?

やっぱり、いいや。夢なんか分析されて評価なんかされたくないよね、人は皆違う個性的なのだからね。
 
心理的分析なんかまっぴらごめんかな。

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