2008年2月23日(土)
■□ 徳島ラーメン 春陽軒 □■
 今年の正月は、故郷、徳島に帰っていた。もう嫁いで27年ほどになる姉が、帰りがけに、「省吾、持って帰り。ちゃんと食べよ。」と言って、徳島ラーメンをくれた。姉ちゃん、ありがと。 徳島ラーメンの「春陽軒(しゅんようけん)」と「銀座一福(いっぷく)」だった。今日はお昼に、「春陽軒」を作った。
 で、思うこと、料理もすべてそうなんだけど、段取りなんだと思うな。いつものように、話は逸れるけど、「イライラする」、「段取りが悪い」、「鈍くさい」、「すぐ来る、未来の出来事を予測できない」、と感じることを、述べるね。氷山の一角だけどね。今、ぱっと思いついたやつだけど。(「おまえは出来とるのかい、ええ・・、偉そうに言うなよ・・」、と、もう一人の心に棲みつく僕が、いつものように言うけど、無視しとこ。)

 (1).タクシーに乗って、目的地に着いてから、ゴソゴソと財布を取り出す奴。
 (2)エレベータに乗って、ギュウギュウ詰めで、上階に行くに従って、空いてくるでしょ、それでも、いつまでも入り口で佇んで、降りると人と一緒に、ぺこぺこしながら乗り降りする奴。
 (3).同じくエレベータで、自分の降りるフロアに来て、扉が開いてから、ゆっくりと一番後から、出てくる奴。

どいつも、こいつも、時間の無駄じゃ、もっと、先を読め、自分が今からどうしたら、一番早く、他の人に迷惑かけず、サクッと次のアクションに移れるか、考えられない奴、「ぼーっとすんな、ぼけ。」と、心で思うと同時に、スペシウム光線で、焼き切ってしまいたい・・・衝動を抑えるのに苦労する。「はあぁ(溜息)、てめえ、何年、人生、生きてきたんじゃ、ええっ。」、って感じるね。僕は、ケース3では、自分の降りるフロアの5秒前に一番前に、歩み寄り、右手で「閉」ボタンを押す準備をしながら、扉が5cm開くのと同時に、左足を踏み出して、同時に右手で「閉」ボタンを押す。’『立つ鳥跡を濁さず』、でやれ、だよね。

 さて、料理も同じでしょ、段取りよく、アイドリングタイムに何をするか、次をどうしておけば、より早く、より熱々の料理が、手際よく出来るのか、段取りよろしく考えて、テキパキ動きましょう。それで、思った通りの段取りで、おいしいモノがサクッと、出来た時のウレシサったら、ないよね。
じゃあ、順追って!。

徳島ラーメン 「春陽軒」 (お店→徳島市南田宮4-4 営業時間/11:00-16:00 売り切れ次第閉店)
半生麺3食スープ付、豚骨・鶏ガラエキス
販売者:八百秀(徳島市金沢1丁目3番3号 (086)664-0260(代))
徳島ラーメン 銀座 「一福」 (お店→(本店)徳島市銀座通り10番地 営業時間/11:00-21:00(年中無休))
半生麺4食スープ付 豚骨醤油味
販売者:八百秀(徳島市金沢1丁目3番3号 (086)664-0260(代))
※本品は銀座「一福」監修のもと、(株)八百秀が企画・開発し委託工場で製造した商品。
 クッキング開始。「さあ、かかれ。」

 麺茹でとスープは別鍋がいい。
深めのシチュー用(カレー用かな)鍋に、スープ分も併せて、適当に、たっぷり目に火にかけよう。
 この間に材料の準備、トッピングは卵、長葱、もやし、チャーシュー(出来合い)とし、葱はささっと斬って、もやしはざるで軽く洗う。両方で1分以上かけちゃいけない。

 お湯が沸騰するまで、たばこ一服。
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 ★僕は鉄のフライパンを重宝している。
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 味噌汁作るのも、これでやってる。鉄分が染み出すので、テフロン加工のパンとは、全然味が違う、コクが出る、嘘と思うのなら、お試しあれ、フライパンはオールマイティ、フライパンで、出来ない料理はないと思っていい(のじゃない)。 油を使うハンバーグだって、ステーキだって、鉄の厚いフライパンが洋食の基本だし、プロのコックはテフロン加工のパンは使わないでしょ、また、話逸れたな。

 時間短縮を兼ねた、先ほどの深いシチュー鍋の沸騰したお湯を移して、チャーシュー、もやし、長葱、生卵ぱんと割って、ちょっと沸騰させましょう。もやしの出汁も葱の出汁も大事にしましょ。そう、スープに染み出させましょう。後は余熱で卵が半熟するまでが、時間の勝負じゃ。
 2秒で鍋をスワップ。

 ”麺茹で”のお湯が冷めない間に、麺を手揉みして、鍋に降らせ、Ωクロノグラフのスイッチオン、作り方説明には、約2分間(お好みの固さになるまで)とあるので、1分45秒きっかり煮立てて、鍋を交換、後の15秒は、スープの最終沸騰までの間に茹だるぞ、って計算ね。
 スープが今一度、煮立つまでに、先ほどのもやしを水洗いしたざるは、洗わずにおいてあったので、麺のお湯をさっと切って、ラーメンどんぶりに優しく移す。ほら、丁度スープが再沸騰した。
 さあ、麺とスープの出会いだ、コラボだぞ。おお、結合・融合・触れ合い・交叉開始、徐々に攪拌せよ。
麺:「永いこと、会えなかったね、あと賞味期限の一ヶ月で、僕の命も終わりだったんだよ。」
スープ:「あら、ほんと、私もうれしいわ。これで思い残すことなく、ご主人様に満足してもらえるわ。」

徳島生まれだから、徳島弁のほうがリアリティがあるけどな。ま、いいか。
 えっ、徳島弁て、どんなの、あっ、そう、聞きたい?もう、27年も使ってないしね、しゃあないなあ、やってみましょか。
麺君:「えらいごっつい久しぶりでえ。長いこと合っとらんかたけんどな、あと一ヶ月で、ワイの命も終わりやったんよ。」
スープさん:「ほうよ、ほなけんな、私もな、エライうれしいんよ。ほやけん、もうな、思い残すこともないけん、ご主人様に満足してもらえるんと、ちゃうん。」

 兄ちゃん、姉ちゃん、これ合ってる?

 (「おまえ、やっぱ、頭おかしいわ。脳波見てもらえ、悪いこと言わんから、何とかスキャンとか、あるだろ。」ともう一人の心の自分がね、ウルサイ。)
 さあ、どうだ、できあがり。
欲を言うなら、ちゃんと灰汁取りしてやるべきだけどね、貧乏人には灰汁もエネルギーなんだしな。

 醤油風味で、旨かったな。スープも全部飲んじゃったぞ、と。でも、あれか、普通の一般家庭は、レンジが2つはあるから、お鍋のスワッピングは考えなくて良いんだよね・・・
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