省吾のプログ
2008年1月20日(日)

Headwig & Angree Inch『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

 Headwing & Angree Inch『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』という映画をご覧になったことがあるだろうか?1997年、ブロードウェイのロック・ミュージカルが端となって映画化された。

 国内でも確か5-6年前、渋谷でマイナーな映画館で上映された。<ヘドウィッグ・カラオケナイト>と銘打って、夜の上映では歌っても、叫んでも、踊っても構わない、という一般の映画上映ではタブーとされるような条件?付きでもあった。HEDEEADと言うのか、黄色いカツラを模したものを頭に付けたりもした。

 僕も前妻がすごく観たがったので一緒に観に行った。何度目かのマニアもいた。この映画の監督・・脚本・主演はジョン・キャメロン・ミッシェルと作詞・作曲はスティーブン・トラストとのコラボとのこと。DVDも出ているから興味のある方、「感動したいなあ・・・」って人には是非勧める。ロックファンでなくとも十分楽しめるし、見終わった後、ホンワカした気持ちになるのもあるが、何故か考え込んでしまう、悪く言うとずっと後に記憶に残り、もう一度、続けてみたいと感じる映画だったし、実際僕の場合はそうだった。笑いと涙がパンク・ロックへ怒りとなって爆発するエネルギーがすごいんだ。

 コンセプトがね、人は元々、2組の手足と、2つの顔を持っていたのだけど、神様が繋がっていた人の体に稲妻を放ち、2本足の生き物となって、それ以来、自分の片割れを見つけようと求め彷徨い、それが「愛」になるんだってのがベース、「愛の起源」ってことでね、母親から聞かされる。。機会があったら是非レンタル屋さんなんかで借りて大音量にボリュームアップして観てほしいな。僕はサウンドトラックだけでも100回以上は聴いている。

 数年前から国内でもミュージカルとして上演されていたらしいのだけど(過去3回らしい)、山本耕史主演「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」が上演されることになりチケットを買った。楽しみだなあ。4.11/新宿FACE。