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9.3 Team Development
チーム育成

※プロジェクトのパフォーマンスを高めるために個人やグループのスキルや能力を向上させる。
 @個人として貢献できるようにステークホルダーの能力を高めること。
 Aチームとしてまとまって機能するようにチームの能力を高めること ※メンバーが2人の上司を持つことは望ましくない。
■7つの対立の要因(順番も大事)
 1.スケジュール
 2.プロジェクトの優先順位
 3.資源(要員計画、手配)
 4.技術的見解
 5.処理手続き、方法
 6.コスト目標
 7.個性
★対立が避けられない理由は、
 1.プロジェクトという性格から、
 2.プロジェクトマネージャの権限は限られているから
 3.機能組織のマネージャから資源を借りなければならないから
●対立を避けるテクニックは、
 1.チームへ(状況、ゴールと目標、決定事項、変更)を知らせる
 2.責任を明確にオーバラップなしにアサイン
 3.興味のある挑戦的なアサイメント
★チーム育成のプロセスは個人として貢献できるようにステークホルダーの能力を高める、チームとしてまとまって機能するようにチームの能力を高めること。

INPUT 1.プロジェクト要員(Project staff)
2.プロジェクト計画書(Project plan)


3.要員マネジメント計画書(Staffing management plan)
4.実績報告書(Performance reports)
 ⇒プロジェクトチームはプロジェクト計画に対応した実績のフィードバックを得る。
5.外部からのフィードバック(External feedback)
 ⇒プロジェクトチームはプロジェクト外部の人々の期待に対してチーム自身を定期的に評価しなければならない。

■対立の解決法
 @問題解決・対決(Win-Winの関係)(problem solving,confronting)
 A妥協(compromising)
 B撤退(withdrawal)
 C鎮静(smoothing)
 D強制(forcing)
 ⇒統制は不可能であることに注意

■プロジェクトマネージャのパワー
 @地位(formal)
 A報酬(reward)
 B罰則(penalty)
 C技術(expert)
 D後ろ盾(referent)

ツール
と技法

1.チーム形成活動(Team-building activities)
 ⇒チームの業務遂行能力を改善することに焦点をあてたマネジメント層および個々のメンバの活動から成る。
 ・マネジメントする側でないチームメンバを計画プロセスに参加させる
 ・対立を表面化させ処理するための基本ルールを作る
 ・定例打合せでの5分間打合せ
 ・主要なステークホルダー間の人間関係を改善することを意図した期間の長い職場外での専門的教育プログラムによる研修など、さまざま
2.一般的なマネジメント・スキル(General management skills)
3.報酬・表彰制度(Reward and recognition systems)
 ⇒表彰制度は望ましい行動を促進または強化する公式のマネジメント活動。あるべき姿は、効果的なものとするため、プロジェクトの業績と報酬の関連を明確にし公表し達成可能であること、不十分な計画の結果の場合は考慮としない。文化的な相違を考慮すること。
4.作業場所の集結(Collocation)
 ⇒目的はチームの実行能力を高めるため、そして、相互交流を促進する。
 ⇒対象はプロジェクト・チームメンバであることに注意
5.トレーニング(Training)
 ⇒公式、非公式(他のメンバからのフィードバック)、トレーニングにかかる直接・間接費用は母体組織が負担するのが一般的。

OUTPUT

1.業務遂行能力の向上(Performance improvements)
2.業務評価へのインプット(Input to performance appraials)
 ⇒一般にプロジェクト要員は互いに深くかかわりあっていた他のプロジェクト要員の業績評価のためのインプット情報を提供すべき。
 ×能力開発のために資金を出すことではない

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