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8.1 Quality Planning
品質計画

※どの品質規格がプロジェクトに関連するかを特定し、どのようにそれを満足させるかを決定する。
・品質マネジメントの基本的なアプローチは、国際標準化機構(ISO)の規格やガイドラインと整合すること。
・プロジェクトマネジメントとプロジェクトの成果物の両方を取り扱わなければならない。
・成果物は製品(物品とサービス)を指す。

INPUT

■過剰品質(Gold Plate)は避ける。
■顧客満足(ジュラン)
・要求事項適合性(プロジェクトは所定のものを生み出さなければならない)
・使用適合性(生み出される製品やサービスは真のニーズを満足しなければならない)

1.品質方針(Quality Policy)
 ⇒トップマネジメントによって公式に表明された品質に関する組織の全般的な意図および指示。ステークホルダーに十分な品質方針を認識を持たせる責任がある。
2.スコープ記述書(Scope statement)
 ⇒重要なステークホルダーの要求事項を定義するために使われるプロジェクト目標と、PJの主な要素成果物とを文書化している。
3.成果物記述書(Product description)
 ⇒スコープ記述書に含まれる。成果物記述書には、品質管理のプロセスに影響する詳細な技術的課題やその他の懸案事項を含んでいる場合が多い。
4.標準と規制(Standards and regulations)
5.他のプロセスからのアウトプット(Other process outputs)

ツール
と技法

1.便益・費用分析(Benefits/cost analysis)
2.ベンチマーキング(Benchmarking)
 ⇒実際または計画したプロジェクトのやり方を他のプロジェクトのやり方と比較し、改善策を考えたりパフォーマンスを測定する基準を設けたりすること。
3.フローチャート化(Flow-charting)
 ⇒どようような品質問題がどこで発生しているか予測できるので、その対応策を作成しやすくなる。
  @特性要因図(石川ダイアグラム、魚骨ダイヤグラム、フィッシュボーンチャート)
    ⇒潜在する問題点の発生原因となる様々な事情を表現する。
  Aシステム(プロセス)フローチャート
    ⇒システムを構成する要素がどのように関連しているかを示した流れ図。
4.実験計画法(Design of experiments)
 ⇒どの因子が特定の変数に影響を与えるか識別するのに役立つ統計的手法(コスト/スケジュールトレードオフ、上級SE⇔初級SE、、)
5.品質コスト(Cost of quality)
 ⇒製品やサービスの品質を達成するために費やされるすべての作業に対するコスト総額。要求事項への適合を確保するためのすべてのコスト+要求事項への不適合の結果として生じるすべての作業。発生するコストは、@予防コスト、A評価コスト、B不良コスト(内部的なコスト:顧客の手元に渡る前に解った時、外部的なコスト:顧客の手元に渡った後に解った時)

OUTPUT

1.品質マネジメント計画書(Quality management plan)
 ⇒プロジェクトチームが品質基本方針をいかに実践するかを記述。プロジェクトの品質システムとは、品質マネジメントを実施するために必要となる組織構造、責任、手順、プロセス、経営資源。
 ⇒プロジェクトマネジメントチームがどのように品質方針を実践するかを記述する。プロジェクトの要求事項に応じて公式・非公式、詳細・概要など多様。
2.運用基準(Operatioal definitions)(品質メトリックス=品質測定基準)
 ⇒品質管理:尺度の解説とそれらをいかに測定するかについて具体的に述べたもの
3.チェックリスト(Checklists)
4.他のプロセスへのインプット(Input to other processes)
 ⇒一連のステップが実行されたことを検証するために用いる構造化されたツールであり、通常は項目毎に特定して作成される。

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