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7.2 Cost Estimate
コスト見積

※対象とする製品やサービスを提供するために母体組織に発生するコストはいくらかという、予想される定量的な結果について査定を行うこと。価格設定とは経営上の判断であり、製品やサービスの対価として母体組織がいくら請求するかということである。
プロジェクトのアクティビティを完了するために必要な資源のコストの概算(見積)を作成する。
資源のコスト概算(コスト見積り)を作成
●注意点:コスト算出時にプロジェクトを契約に基づいて実施する場合、コスト見積と価格設定(経営上の判断)を明確に区別すること。

INPUT

1.WBS
2.資源に対する要求事項(Resource requirements)
3.資源レート(Resource rates)
 ⇒資源のそれぞれの単価(1時間当たりの人件費など)
4.アクティビティ所要期間見積り(Activity duration estimates)
5.見積り関連刊行物(Estimating publications)
 ⇒コスト見積に関する市販のデータ
6.過去の情報(Historical information)
・プロジェクトファイル:見積に役立つ過去のプロジェクト結果の記録を維持している。適用分野によっては個々のチームメンバーが記録を維持していることもある。
・市販もコスト見積りデータベース
・プロジェクト・チームの知識:信頼性は文書化された情報に比べ欠ける
⇒大事(PMIイズム)
7.勘定科目表(Chart of accounts)
 ⇒総勘定元帳の財務報告のために母体組織が用いるコード体系のこと。プロジェクトコストの見積は、正しい会計科目に仕分けねばなららい。
8.リスク(Risks)
 ⇒リスクが脅威・好機いずれの場合もコストに重要な影響を与える。リスクの影響をどの程度折り込むかを考慮する。

ツール
と技法

1.類推見積り(トップダウン見積り)(Analogous estimating)
 ⇒過去の類似プロジェクトの実コストを用いて現在のプロジェクトのコストを見積もる方法。プロジェクトに関する詳細情報が限られている場合、全体のコストを見積もるのに頻繁に利用。(専門家の判断の一形式) 見積費用は少ないが正確さでは劣る。A)過去のプロジェクトが実際に類似したもの、かつ、b)見積を作成する個人やグループが必要な専門知識をもっている場合。
2.係数モデル見積り(Parametoric modeling)(トップダウン見積りの一種)
 ⇒数学的モデルにおけるプロジェクトの特性値(変数)を使用してプロジェクトコストを予測する方法。信頼性が最も高くなるのは、
  @モデル作成に用いられた過去の情報が正確
  Aモデルで用いる変数が定量化できる。
  Bモデルが規模の違いに対応できる場合。
3.ボトム・アップ見積り(Bottom-up estimating)
 ⇒個々のアクティビティあるいはワークパッケージのコストを見積もった後、個々の見積金額を集計あるいは積算することでプロジェクトの総額を算出する。
4.コンピュータ・ツール(Computerized tools)
 @PMS
 Aスプレッド・シート
 Bシュミレーション・ツール
5.他のコスト見積り手法(Other cost estimating methds)
 ⇒たとえばベンダーの入札を分析する方法

OUTPUT

1.コスト見積(Cost estimates)
⇒比較しやすいように通貨単位で表示する。
※米国コスト・エンジニアリング推進協会:AACEによる建設コストの見積りの定義)
超概算見積 -25 +75% Order-of-magunitude
概念見積 -15 +50% Conceptual
予備見積 -10 +25% Budget予算ともなる。/preliminary
確定見積 -5 +10% definitive
2.詳細資料(Supporting detail)
・見積を実施したスコープの関する記述
・見積の根拠を記した文書
・前衛条件を記した文書
見積結果が変動する範囲の表示
3.コスト・マネジメント計画書(Cost management plan)
⇒コスト差異をどのようにマネジメントするかを記述したもの。プロジェクト・ステークホルダーのニーズに応じて公式・非公式、詳細・概要など多様。PJ計画書の一構成要素

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