PMBOK GUIDE 2000 PMP受験サブノートTOP  Shougo's Private Site  ブログ/趣味/モットー/零戦etc
6.3 Activity Duration Estimate
アクティビティ所要期間見積

※個々のアクティビティを完了するために必要な作業時間を見積もる。作業の開始と終了を設定

INPUT

■所要期間の見積へのインプット情報はプロジェクトチームの中で個々のアクティビティの内容をもっとも精通した人またはグループが作成するのが一般的。段階を追って詳細化していくことが多く、所要期間を見積もるプロセスではインプットデータの質およびデータの有無を考慮する。
1.アクティビティ・リスト(Activity list)
2.制約条件(Constrains)
3.前提条件(Assumptions)
4.資源に対する要求事項(資源計画OUTPUT)(Resource requirements)
 ⇒追加資源を投入するとプロジェクトのコミュニケーションの負荷が増え生産性が低下するので資源の増加に比例して生産量は改善されないということがある。
5.資源能力(Resource capabilities)
 ⇒人的および物的資源の能力によって大きく影響される。
6.過去の情報(Histrical information)
 ・プロジェクトファイル
 ・市販の所用期間見積データベース
 ・プロジェクトチームの知識
7.識別されたリスク(Identified risks)

ツール
と技法

1.専門家の判断(Expert judgement)
 ⇒専門知識が得られない場合、見積もり結果には不確定要素やリスクが内在するものとなる。
2.類推見積り(トップダウン見積り)(Analogus estimating)
 (専門家の判断の一種)
 ※プロジェクトチームがマネジメントの考え(期待値)を知る助けとなる。
 ⇒信頼性が高くなるのはa)過去のアクティビティが実質的に類似している場合、b)見積を実施する担当者が必要な専門知識を有する場合。
3.定量ベース所要期間(Quantitatively based duration)
 ⇒ここの種類ごとに生産性を表す単位数を乗じることでアクティビティ所要期間を見積もる。
4.予備時間(コンティンジェシー)(Reserve time/Contingency)
 ⇒プロジェクトのさらに精度の高い情報が得られるに従って予備時間を削減したり取り消したりすることが出来る。予備時間は他のデータや前提条件と合わせて文書化しておく。

OUTPUT

1.アクティビティ所要期間見積り(Activity duration estimates)
 ⇒各アクティビティの完了に要する妥当な期間を数量的に評価したもの。
2.見積りの根拠(Basic of estimates)
 ⇒見積を作成する際に設定した前提条件は必ず文書化する。
3.アクティビティ・リスト更新版(Activity list updates)

PMP受験サブノート by IWASA
. Copyright (C) 2004,2005 Shougo Iwasa. All Rights Reserved.