5.5 Scope Change Control
スコープ変更管理 |
※ プロジェクトスコープの変更をコントロールする。
(a)納得のいく変更となるようスコープの変更をもたらす要因に働きかけること
(b)スコープ変更が発生したことを確認すること
(c)変更が発生すればその時に生じた変更をマネジメントすること
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INPUT |
1.WBS
⇒プロジェクトスコープのベースラインを定義するもの
2.実績報告書(performance repots)
⇒その時点でどの要素成果物が完成し、どれが完成していないかといったスコープのパフォーマンスに関する情報を示す。実績報告書また、将来問題を引き起こす可能性のある課題についてプロジェクトチームへ注意喚起する。
3.変更要求(change reuests)
@外部要因
Aエラーや見落とし
B付加価値を生み出す変更
Cリスクに対応したコンティンジェシー、迂回計画の実行
4.スコープ・マネジメント計画書(scope management plan)
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ツール
と技法 |
1.スコープ変更管理システム(scope change control)
⇒事務処理、変更追跡システム、変更を認可するのに必要な職位
2.実績測定(performance measurement)
⇒現実に起きている差異の大きさを評価するのに役立つ。ベースラインに対して差異を引き起こしているものを確認しその差異に対し是正処置が必要かどうかを判断することがスコープ変更管理システムの重要な役割。
3.追加の計画(additional planning)
⇒計画とおりに進むプロジェクトはほとんどない。発生するスコープ変更に対しWBSの修正や代替案の分析が必要となる。
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OUTPUT |
1.スコープ変更(scope changes)
⇒承認済WBSにより定義している合意されたプロジェクトスコープに対し、加えられる修正。コスト・タイム・品質その他のプロジェクト目標の修正が必要となることが多い。計画を策定するプロセスを通じてフィードバックし必要に応じて技術文書や計画文書を更新しステークホルダーに適切に通知する。
2.是正処置(corrective action)
⇒プロジェクトで予測される将来のパフォーマンス結果を当初のプロジェクト計画に沿ったものに引き戻すための活動。
3.教訓(Lessons learned)
⇒スコープ変更管理のプロセスにおける差異の原因、是正処置の選択理由およびその他の教訓は文書化しその情報を同外プロジェクトや母体組織内の他のプロジェクトに対する過去の実績データベースの一部として活用する。
4.改訂ベースライン(Adjusted baseline)
⇒スコープ変更の内容によっては承認された変更を反映し、該当するベースライン文書を改訂・再発行し将来における変更の元となる新しいベースラインとする。
・スケジュールベースライン
・コストベースライン
・計画段階で設定した他のベースライン
※常にステークホルダーに最新情報を伝える。
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