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4.1 Project Plan Development
プロジェクト計画の策定

※◆プロジェクト計画の目的は
1.プロジェクト実施の目的
2.PJ計画における前提条件の文書化
3.選定した代替案に関するPJ計画書立案時の意思決定の文書化
4.各ステークホルダー間のコミュニケーションの促進
5.内容・範囲・時期に関する主要なマネジメント・レビューの規定
6.進捗測定とプロジェクト・コントロールのためのベースライン設定

INPUT

1.他の計画からのアウトプット(Other planning outputs)
⇒WBS基礎資料、詳細情報など
2.過去の情報(Histrical information)
⇒前提条件を検証しプロセスの一環として特定した代替案を評価するため。
3.組織の方針(Organaizational policies)
⇒影響を考慮すべき公式・非公式の運営方針がる。主には、品質マネジメント(プロセス監査、継続的改善目標)、人事管理(雇用と解雇に関する指針、従業員の業績評価)、財務管理(作業時間の報告、必要経費および支出の査定、会計コード、標準契約条項)
4.制約条件(Constraints)
⇒プロジェクトマネジメントチームの選択肢を制限する制約条件となる可能性が高い
5.前提条件(Assumptions)
⇒実質、現実、確実、全ての局面に影響を与える。

ツール
と技法

1.プロジェクト計画法(Project planning methodology)
⇒PJ計画策定時にPJチームの方針として用いられる体系的な計画技法、単純な方法(標準様式、テンプレート)、複雑な方法(シュミレーション)、通常はハードツール(PMS)、ソフトツール(立ち上げミーティングキックオフ)の組み合わせ
2.ステークホルダーのスキルと知識(Stakeholder skills and konwledge)
⇒個々のステークホルダーは、PJ計画の策定に役立つスキルと知識を持っている。PJMチームはステークホルダーがそのスキルと知識で貢献できる環境を作る必要がある。
3.プロジェクトマネジメント情報システム(PMIS)
⇒プロジェクトマネジメントのプロセスから出るアウトプットを収集、統合、配布するために使用されるツールと技法。PJ立上げから結終までPJ運営のあらゆる局面を支援する。(手作業、自動システム)
4.アーンド・バリュー・マネジメント(Earnded value management)
⇒プロジェクトのスコープ、スケジュール、資源を統合するための技法。プロジェクトの実績を測定し報告するための技法
※プロジェクト進捗の測定、報告手法(プロジェクトスコープ、スケジュール、資源)

OUTPUT

1.プロジェクト計画書(Project plan)
⇒PJ実施のマネジメントに用いられる正式に承認された文書
★PJ計画書の必須項目
★PJ計画書は逐次更改訂、プロジェクトの実績測定ベースライン(Performance masurement baseline)は頻繁に変更しない、スコープの変更もしくは要素成果物の変更が生じたときのみ改訂
・PJ憲章
・PJマネジメントの方法、戦略の記述
・スコープ記述書
・コントロールを行うレベルまで分解したWBS
・要素成果物のコスト見積、開始・終了日、責任分担
・コストベースライン、スケジュールベースライン
・主要マイルストーンとその目標期日
・主要なスタッフとその予想コストと作業工数
・リスクマネジメント計画書
・スコープマネジメント計画書
・スケジュールマネジメント計画書
・コストマネジメント計画書
・品質マネジメント計画書
・要員マネジメント計画書
・調達マネジメント計画書
・リスク対応計画書
未解決課題と未決定事項
⇒各PJニーズに合わせその他のプロジェクト計画のアウトプットを正式な計画書の中に盛り込む。
2.詳細資料(Supporting detail)
・他の計画からのアウトプット
・追加情報、プロジェクト計画策定時に作成された文書
・技術文書、すべての要求事項の履歴、仕様書、概念設計書
・関連規格文書
プロジェクト計画初期段階での仕様書
⇒必要に応じて容易に利用できるよう体系的整理
・前提条件、制約条件

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