メモ・エトセトラ(1)

<総論>
●プロジェクトマネジメントは最適な知識、技術、ツールそして、技法を適用すること。
●プロジェクトマネジメントの真髄は、対立する要求事項の最適バランスを取ること。
 ⇒スコープ(役務範囲)、スケジュール、コスト、ならびに品質
 ⇒おのおの優先する要求事項や期待が異なる、ステークホルダ間
 ⇒明示的な要求事項と暗黙の期待間
●プロジェクト・ライフサイクルはプロダクトライフサイクルのひとつのフェーズか一段階に過ぎない。
●プロジェクトフェーズのまとまりをプロジェクトライフサイクルと言う。

<プロジェクト組織の形態>
・マトリックス型組織では、一時的に2人のマネージャを持つことになり、両者の意見が対立/矛盾したときにメンバの混乱を引き起こし、混乱させる可能性あり。
◆国際ビジネスとして注意しなければならない基本的な権利(一般慣習)倫理にはどのようなものがあるか。
 ⇒移動の自由、財産の所有、苦痛からの自由、公正な裁判、民族や性別の差別からの自由、秘密、結社や言論の自由、最低限の教育、政治的参加、物質
●プロジェクトマネージャの権限が一番強いのは、プロジェクト型⇒強いマトリックス⇒バランスマトリックス⇒弱いマトリックス⇒機能型(古典的) 
 但し、大規模・複雑はマトリックス型。
●プロジェクトの対立要因として(プロジェクトライフサイクルを通して)は、
 @スケジュール⇒Aプロジェクトの優先順位⇒B資源(≒50%)⇒C技術的見解⇒D処理手続き・方法⇒コスト⇒E個性の順
●リーダシップのスタイルとしては、独裁型、相談型独裁、合意型(コンセンサス)、株主型がある。
●問題解消法が長続きするのは、問題解決(Problem solving)、対立(confrontation)である。
●プロジェクトマネージャは、前向きでなくてはならない、不必要な変更が入り込まないように予防・防止しなければならない。
●プログラム:プロジェクトのグループ、通常、継続して行う定常業務の要素も含んでいる。
●機能型マネージャは、業績報告(performance report)はしない。PMが行う。PMは業績評価は行う。

<チーム育成>
●フレデリック・ハーツバークの動機付け理論:衛生要因(不満足要因)、動機付要因(満足要因)
●マグレガーのX/Y理論: X理論(性悪説)=飴と鞭、本来なまけもの、独裁者型PM、Y理論(性善説)
●期待理論:成功願望と報酬願望の2つが得られれば更に成長したいという動機を持つという理論
●達成理論(Archivement theory):人は権力、達成、認知の欲求により動機付けられるという理論

<品質>
●品質コストの85%はマネジメントの責任である。(デミング)
●要求事項適合性、使用適合性(ジュラン)
●検査による欠陥の除去よりも欠陥の予防(グロスビー)
●品質改善活動(TQM、継続的改善など)プロジェクトの成果物の品質を改善するとともに、プロジェクトマネジメントの品質をも改善すること。
●欠陥の予防と評価への投資は、多くの場合、母体組織が負担しなければならない。(その投資に対する成果を受け取れるほど長い期間に渡って存在しないから)
●品質は計画により達成されるものであり、検査によってではない。
●パレートの法則:問題の80%は20%の原因にある。(80対20の法則)
●チェックリストは、品質計画のOUTPUTで、品質管理のINPUTになる。

<リスク>
●リスクマネジメントの最終責任者は、プロジェクトに対して現金または物品の形で財源を提供するスポンサーにある。

<スコープ>
●プロダクト(成果物)スコープ:製品やサービス特有の特徴や機能
 ・プロダクト(成果物)スコープが完了したかどうかは、成果物の要求事項を基準にして測られる。
●プロジェクト・スコープ:規定した特長や機能を持つ成果物を引き渡すために行わなければならない作業
 ・プロジェクト・スコープが完了したかどうかは、プロジェクト計画書を基準にして測る。
 ・プロジェクトスコープと成果物スコープの2種類のスコープ・マネジメントをうまく統合しなければならない。
●プロジェクト認可の誘引(6つ)
 ⇒市場、顧客、法的要求、社会的、ビジネスニーズ、技術の進歩
●収穫低減の法則:人数が多くなると手を抜く(生産性は比例しない)

●ライフサイクルコスト:さまざまな代替案を評価する際に、取得費(acuisition cost)、運転費(operating const)、廃棄費(desposal cost)を含めるコストの考え方。
●プロジェクトの目標を決めるのは、立ち上げではない、スコープ計画のスコープ記述書であることに注意。立ち上げのプロジェクト憲章は、PJ発足を正式に認める文書

<タイム>
●モンテカルロ分析は、スケジュールのリスク分析手法で結果(所要時間)の確率分布を求めるためにシュミレーションを繰り返す。⇒リスクを浮きぼらせる。
⇒シュミレーションは、定量的リスク分析にもある。

<PMプロフェッショナル>
●新任のプロジェクトマネージャは、マネジメントの方針を決定する。
●プロジェクトマネージャは、変更を監視・追跡するだけではなく、前向きに変更の原因に影響力を発揮しようとするのが最良の方法。

<調達>
●非集中調達方式ではプロジェクトの要件を反映しやすい、調達担当者に容易に会話できるといった利点がる反面、 調達の専門家を活用できない、会社の慣行が反映されないといった欠点がある。

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