MINI『キックダウンコントロール』オーバーホール 2014
8/8
金曜日

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1997購入のMINIケンジントン。紆余曲折あったが、手元に戻って2年。MINIが傍にいてくれることは信頼のおける友がいるのに等しい。今、MINIの車検中。全体を点検し、修繕しておいたほうがよいところをピックアップし、お財布と相談し、優先順位を付けて、いつも信頼のおけるミニショップ「ウエスレイク」に車検と併せてお願いすることとした。

■『キックダウンコントロール』オーバーホールの巻き
・そもそも、キックダウンとは何か?

キックダウン(Kickdown)は、オートマチックトランスミッション(AT)を搭載した自動車でアクセルペダルを大きくあるいは急激に踏み込んだ場合に、より低速なギアに切り替わる機構。さらにはその現象や意図した操作を指す場合もある。

操作を言う場合は、本来自動であるトランスミッションを運転者が手動で操作する手法のひとつを指す。運転者が意図して行なう状況に、追越などでの急加速や高速道路での合流などがある。しかし意図してキックダウンを多用すると燃費の悪化を招き動力伝達系統にも負担をかけるため、安全・円滑に運転する上で必要な場合以外は行わないほうがよい。

(開発経緯)ATを開発するにあたり、マニュアルトランスミッション(MT)操作におけるシフトアップとシフトダウンを自動化する必要があった。シフトアップについては車速とエンジン回転数の相関から運転状況に合わせた自動シフトアップが実現できたが、シフトダウンについては状況が異なった。車速が低下したことに伴うシフトダウンと、急加速を行うためのシフトダウンを判別する必要があったからである。車速低下に呼応するシフトダウンのタイミングは、シフトアップと同じく車速とエンジン回転数の相関から求めることができたが、急加速のためのシフトダウンは運転者の意思を検出することが必要であった。(以下、略)
出展:ウィッキペディア

僕のMINIケンジントンのキックダウンのオーバーホールの模様はごらんのとおりです。

MINIショップ ウエスレイクブログから再掲
今回の車検に合わせ前回のウエスレイク点検時にもオイル漏れが激しく近々修理を~とご提案をさせていただいておりましたキックダウンコントロールもオーバーホールキットを使用し修理させていただく事に
純正のコレはオイル漏れを起こしやすいんです

左のドライブシャフトをデフから抜くとちらっと見えるのが(オイル漏れ汚れで見えにくいですがムニョムニョ)キックダウンコントロールです

なぜこれがオイル漏れし易いと悪名高くってしまったかといいますと…

こんな状態になっちゃうのです

キックダウンコントロールの固定はミッションケースに2本のボルトで固定されますが熱も力も加わりますので樹脂製の純正品は経年劣化でボルトで固定していいるところが割れてしまいますしシャフトも摩耗してオイル漏れの原因となるのです

そこで登場するのがこのオーバーホールキットと言う名の代替え部品ニコニコ

樹脂で割れてしまうプレートは使用せずアルミの削り出しで丈夫ですしシャフトのシールも高精度

ほんとに狭い場所の作業なので古いガスケットを剥がすのも一苦労ムニョムニョ

漏れたオイルで手も汚れますしデフから飛び出るアウトプットシャフトのスプラインで腕もガリガリ擦れて痛いですがガスケットが残っていると折角、パーツ交換をしてもオイル漏れを起こしますので徹底的に綺麗に剥がしオイルストーンで面を出します

で、新しいガスケットと共にオーバーホールキットを締めこみ事前に外したリンクロッドを元に戻してドライブシャフトを入れれば作業完了!!

これでこの場所からのオイル漏れの心配は当分無くなりました

ここのパーツがまだ未交換の方でエンジンを降ろす機会がある場合はその時、漏れていなくても降りているうちに交換してしまえば楽に作業が行えますので是非、交換をしておきましょう!!




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