ASAHI PENTAX SPOTMATIC SP 2015
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日曜日

取扱説明書

アサヒペンタックスSP[名称は試作機に搭載されていたスポット測光機能を意味する"SPOTMATIC"をその印象の強さゆえにそのまま継承している](Asahi Pentax SP 、1964年7月発売) - 世界で2番目に発売されたTTL露出計内蔵型機種である。"フォトキナ60"における衝撃的な発表から更に4年の研究開発を経てようやく発売され、当時の一眼レフカメラにおける世界的ベストセラー機となった。当初は「高級一眼レフカメラ」というコンセプトの下で開発が始まり「適切な内蔵露出計」、「スポット測光機能」、「ボディの剛性」、「バヨネット化構想」など様々な面を検討し従来のシリーズ機とは異なる新設計のカメラとして着々と研究開発が進められ、最終的にはコスト面などから高級一眼レフカメラとはならなかったものの、それを補う数多の工夫によって従来シリーズのサイズのままでワンランク高い信頼性と耐久性を持ったカメラとして製品に至った。TTL露出計内蔵市販カメラとしては東京光学(現トプコン)のトプコンREスーパーに1番手を譲ったものの、大衆機としては初であったことや実用性の高いコンパクトなボディが受け大ヒット商品となった。従来機と分かりやすい面を比較するとCdSセルによるTTL露出計を内蔵し絞込み測光によるボディ単体での測光機能を実現したことと、ファインダースクリーンのマット面の面積もSVと比較してより広くなりピント合わせがよりやりやすく使いやすい機種となった面が挙げられる。出典:ウィッキペディア

 アサヒペンタックスSPは世界初で初めてTTL測光を採用した35ミリ一眼レフとして、1960年のフォトキナでデビュー。1964年に発売された。どんなレンズを組み合わせても正確な露出が得られることに加え、F1.4の標準レンズ付きで52,000円という手頃な価格であったことから、発売と同時に大ヒット。Kシリーズにバトンタッチするまで、旭光学の主力商品の座を守り続けた。日本光学のニコンFが20世紀を代表するプロ用カメラであるならば、ペンタックスSPは大衆機の王者と言えるだろう。

 ペンタックスSPの発売期間は1964~1974年。10年に渡って製造が続けられた超ロングセラー機だ。製造台数は約180万台。恐らくM42マウントを採用したペンタックスの一眼レフの中で、いちばん多く製造されたのではないだろうか。そのため製造中止から33年経った今でも、中古カメラ市場にはコンスタントに商品が供給され続け、ここ5年の販売価格は8,000円前後をキープしている。これは人気がずっと衰えていないということ、そして今でも実用に耐える機能の安定したカメラであることの証明である。長谷川工作所から、LR41ボタン電池を使うアダプターが送料込みで500円で発売されている。
出典:日本カメラ http://www.nippon-camera.com/chart.php?p=6

◆補足説明◆

◆カメラ
    PENTAX SPOTMATIC SP 黒  №3770188
     ※巻上げ動作・・・○
     ※シャッター動作・・・○
◆レンズ
   Super-Takumar 1:1.8/55 №4733139
     ※手動による伸縮のみ確認

   レンズフィルター Kenko SKYLIGHT Φ49

電池:LR41、LR44電池が使えるようになっている

(2015/07/05)

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