ONKYO M77 2018
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金曜日

大阪は津守で過ごした18歳の時、初めて購入したスピーカーは、ONKYOのM77だった。コンパクトだが、厚めの音が出る。

出典:オーディオの足跡
コンパクトサイズの3ウェイスピーカーシステム。



低域には23cmコーン型ウーファーを搭載しています。このユニットの振動板には質量8gの回転抄造コーンを採用しています。これは、コーン紙繊維をコーン紙面に同心円となるよう配列させる新しい抄造法により実現しています。また、周方向のヤング率が半径方向のそれに対して約2倍という、強靭さを生かし、かつ亜鉛ダイカスト補強リングを付加することによって、大入力時にも充分の強度を確保しています。ダストキャップ部のコーン紙には数個の空気孔を設け、空気圧を均等にして高調波歪の低減を図っています。また、110φ×60φ×15mmのフェライトマグネットを使って11600gaussの磁束密度(総磁束68000maxwell)を得た磁気回路を採用。それと同時に、ポリイミドボビンにより、金属関係のボイスコイルに起因するウズ電流の発生を防ぎコイル自体にも超耐熱処理を施すことにより、大入力時の温度特性に充分の配慮を行ったボイスコイルとの相乗作用で、大入力に強く、低歪率の駆動系を実現してます。



中域には3.5cmソフトドーム型スコーカーを搭載しています。振動板にはtanδの大きな特殊ブレンドの粘弾性材によるコーティング材を、厳選した布地に9回も重ね塗りして密度と厚みを均一に保った、大入力に強いソフトドーム・ダイヤフラムを採用しています。耐熱性アルミボビンを用いた35φボイスコイルと、90φ×45φ×13mmの大型マグネットを使った強力磁気回路でドライブしており、ドームのイメージを払拭する80W・91dBのハイパワーを実現しました。ユニット内部にはミクロングラスウールを充填し、充分な空気制動をかけており、ダンピングのよいクリアーな中音域を再現します。





高域には1000Hz?45000Hzという超広帯域型の2.5cmドーム型トゥイーターを採用しています。厳選した布地にtanδの大きい特殊ブレンドの粘弾性材を、ミリグラムの精度で4回にわたりコーティングし、軽量かつ密度と厚みが均一な振動板に仕上ています。これを75φ×32φ×12mmのマグネットを使った磁気回路でドライブしハイパワー・高能率を実現しました。

バッフル板、裏板に18mm厚、他は15mm厚の本木を駆使したつくりとし、吸音材も充填して不要な共振を抑えた、高級オープンポア仕上げのキャビネットを採用。中域と高域に、独立したクリックストップ式レベルコントロールを搭載しています。


方式 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:23cmコーン型(W2538A)
中域用:3.5cmドーム型(MD402A)
高域用:2.5cmドーム型(TW321A)
再生周波数帯域 37Hz~45000Hz
最大入力 80W
インピーダンス
出力音圧 91dB/W/m
クロスオーバー周波数 1100Hz、6000Hz(W、MD12dB/oct、TW18dB/oct)
キャビネット内容積 26L
外形寸法 幅280×高さ453×奥行310mm
重量 12kg
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