OLYMPUS OM-1 2015
7/5
日曜日

◆OLIYMPUSの歩み◆
OM-1取扱説明書.pdf
0Mシリーズ
これまでの一眼レフカメラが抱えていた「大きい」「重い」「シャッターの作動音、ショックが大きい」という3つの欠点「三悪」。これを追放したのはOMシリーズです。世界最小最軽量のボディと「宇宙からバクテリアまで」というコンセプトを実現するための壮大なシステム。OMシリーズは、大ヒット商品となりました。
ちなみに、「三悪」の追放を実現したのは、設計や製造に関わる人々の一切の妥協を許さない姿勢でした。「たとえ極小のビスでも、真鍮ではなく、わずかに軽い鉄を用いること」など、重量軽減のために費やされた尽力は相当なものでした。

OM-1(1973)
OMシリーズの初代機であるOM-1の誕生は、昭和48年(1973年)。 世界最小最軽量の35mm一眼レフ(1973年当時)として多くの脚光を浴びました。布幕シャッターのリボンのヒモへの変更。ミラー駆動ショックを吸収するエアダンパー。集光コンデンサーを省略し、曲面の下面を持つペンタプリズム。さまざまな独創的な発想が、ボディの小型化とシャッターの作動音、ショックの低減を実現しました。シャッターは、10万回という高耐久性を実現。ファインダースクリーンは、レンズマウント側から交換可能でした。なお、発売当初、 OM-1はM-1という名称でした。しかし、製品のインパクトが大きかったため、ライカ社から製品名変更の申し入れがあり、OM-1に改められました。また、このOM-1を生産するにあたり、軽量化のため用いる鉄素材に対する防錆技術、ペンタプリズムの加工技術、耐久性を高める熱処理や表面処理技術など、さまざまな面の社内技術が、大きく向上、発展しました。
※公式サイト参照:http://www.olympus.co.jp/jp/corc/history/camera/om.cfm

※電池:関東カメラサービス製の電池アダプターMR-9(電圧変換型)\1,965(amazon)
SR4343(酸化銀電池)\407(amazon)との組み合わせ

KANTO カメラ用水銀電池アダプター 変換型 MR-9(H-D)アダプター
KANTO カメラ用水銀電池アダプター 変換型  MR-9(H-D)アダプター
関東カメラサービス
売り上げランキング : 5739


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
パナソニック ボタン電池 酸化銀電池 SR43 1個 パナソニック ボタン電池 酸化銀電池 SR43 1個

パナソニック
売り上げランキング : 16177

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
電池:OM-1シリーズは、関東カメラサービス製の電池アダプターMR-9(電圧変換型)とSR43(酸化銀電池)との組み合わせになります。H-D型水銀電池の電圧は1.35V、SR43の電圧は1.55Vですので、電圧変換型を使います。ちなみに、SR44の電圧はSR43と同じ1.55Vなのですが、サイズが異なります。
SR43:(径)11.6mm×(厚さ)4.6mm (電圧)1.55V
SR44:(径)11.6mm×(厚さ)5.4mm (電圧)1.55V

OM-1(N)は1.35Vの水銀電池MR-9型を使用していますが、現在は製造中止のため入手できません。 これは以下の3つの方法により解決できます。
現在、2.の方法はサービスセンターで受け付けていません。

1.関東カメラサービスから発売されている電圧変換機能付きアダプタを使用する。
  大きなカメラ店、中古カメラ店に行けば大体置いてあります。
  電圧無変換のアダプタも出しているので購入する時は要注意です。
  アダプターに1.55Vの酸化銀電池SR43を入れて使用します。
  旧型ではSR44を使うタイプがあり、以前は主にこちらを使用していました。

2.オリンパスのサービスセンターで電池室の改造をしてもらう。
  改造後は1.55Vの酸化銀電池SR44を使うことが出来ます。
  同型のアルカリ電池LR44は電圧が1.5Vのため露出計メーターの指針に若干の誤差が発生します。
  オーバーホールを含めこの改造は現在行われていません。

◆出品時解説(若干補正)◆

オリンパス OLYMPUS OM-1 ブラックボディ シャッター、露出計OK

外観は、使用感(スレキズや汚れ等)ありますが、まずまずの状態のボディです。シャッター幕は、綺麗です。
ファインダーは、クリアーですが、内部のスクリーンの下部に少しうすいですが腐食のようなものが見受けられました。
シャッターは、全速切れました。問題ないと思います。
露出計は、電池を入れると光量に応じて稼動しました。細かい精度までは専門家ではないのでご容赦願います。(チェック用にまだ使えるバッテリーを入れておきます。)
レンズ自体は目視では綺麗ですが、うすいくもり、小さなカビは見受けられました。

◆出品時の写真◆

◆補足説明◆

オリンパスM-1/オリンパスOM-1(1972年7月発売、1973年5月改名) - 発売当時、135フィルムを使用する24×36mm(ライカ)判のレンズ交換式一眼レフカメラでは、世界最小最軽量であった。それまでの常識を覆す小さく軽いボディとエアダンパーを併用した静かなシャッター音は周囲を驚かせ大きな反響を巻き起こすことになる。小型化のためにシャッター秒時制御のガバナーをミラーボックス下部に配置、シャッタースピードダイヤルをマウントと平行つまり同心円上に配置し、これがOMボディの特徴となった。エルンスト・ライツ(現ライカ)からのクレームに対応して改名した。※ウィキペディア抜粋

(2015/07/05)

Copyright (C) 2011 Shougo Iwasa. All Rights Reserved.